漫画を使った販促物を作ろう!と考えてから、どのくらいの期間で漫画は作れるのでしょう。分量や途中の確認時間などで前後しますが、一般的には2-3ヶ月です。その過程について説明します。

企画から漫画として納品されるまで

1)企画設計

会社としてオリジナルの漫画を製作する際には、まず、どんな作品にするのかの前に、漫画を作る目的やゴールは何かをしっかりと関係者の間で共有します。全編を漫画にするのか、テキストや図表などを間に挟むのかなども検討します。目的に合わせてプロット、つまり大雑把な話のストーリーや登場人物のイメージを確認します。ストーリーを考える人は、社内でストーリーを書くのが得意な人、シナリオライター、漫画家さん本人など、色々なパターンがあります。また、トーン&マナーなども合わせて、どんな画風にするか、どの漫画家さんにお願いするかといったことも決めなくてはなりません。

2)漫画家さんのスケジュール確認

そういった企画がかたまったところで、まずは漫画家さんのスケジュールを確認します。人気の漫画家さんの場合は、何ヶ月も待たなければいけないこともざらにあります(すでに仕事を抱えていますからね)。この作業できるタイミングが締切りに直結してきます。1ヶ月〜1ヶ月半後くらいに作画できるようスケジュールを抑えておけばよろしいかと思います。

3)取材日の設定(〜発注から1週間後あたり)

ストーリーを外部の人にお願いする際は、商品の担当者への取材を設定します。ネットや本で下調べするくらいでは、ストーリーにリアリティが生まれません。商品担当者の熱や、裏話、開発秘話、ちょっとした専門用語などが作品のリアリティをぐっと高めます。

4)シナリオ確認(〜発注から3週間後あたり)

企画のプロット、取材内容に応じて、シナリオを作成していきます。シナリオでは、場面説明、キャラクターの年齢・性別・名前・性格などの詳細、キャラクターの動き、台詞(セリフ)、小道具などが指定されます。画はありませんが、台詞内容やストーリー全体に問題がないかをチェクします。

5)キャラクター確認(〜発注から4週間後あたり)

シナリオの確認と並行して、主要キャラクターの見た目の画を確認します。

6)ネーム確認(〜発注から6週間後あたり)

シナリオ、キャラクターの確認が終われば、いよいよ漫画家さんによる作画に入ります。まずはコマ割りと、ざっくりとした人物の配置、吹き出しにしたときの台詞(シナリオ通りだとスペースの関係上、省略される場合もあります)といった下書き(ネーム)による確認です。

7)原稿確認(〜発注から8週間後あたり)

ネームによる確認が終われば、細かなペン入れがされます。人物に表情や、背景の書き込みがされ、いわゆる漫画の状態になります。この時点で、背景に不備がないか、台詞の中で後々トラブルになるような表現は含まれていないか、最終のチェックを行います。読んでみて、分かりづらいところがあれば注釈の追加などがあってもいいかも知れません。

8)納品(〜発注から10週間後あたり)

原稿の確認と、最終の修正が終われば、指定された納品形態(PDFや、印刷用データなど)として納品いたします。

確認にかかる時間が全体スケジュールに影響する

今回、ご紹介したスケジュールは、社内での確認が非常にスムーズにいった場合のスケジュール感。また分量的にも丁度1話分(18ページ程度)を想定しています。企業からのオリジナル漫画の作成依頼の場合、社内確認の時間が全体のスケジュールに大きく影響します。「週一度の部内会議での承認が必要」「部長と専務の事前チェックは必要だけど、なかなか捕まらない」など、様々な事情があるかと思いますので、(ありそうだな)と思われるようであればスケジュールは余裕を持たせておくことをお勧めします。