企業漫画の成功は、伝えたい情報を、一人でも多くの伝えたい相手に届くことです。その上で、キャラクターが受け手に共感され、ストーリーを読む上で欠かせない読者の分身のようになることがあります。

キャラクターが起(た)つというのは奇跡!ダイヤの原石です!

「キャラクターが起つ」というのはそう簡単なことではありません。特に企業漫画において、読者が、またこの主人公と一緒に「挑戦したい!」「学びたい!」「勝ちたい!」となるならば、続編を作るべきです。それは新規に制作する何倍もの価値があるからです。

逆に言えば、キャラクターが立たないのに、いつまでもそのキャラクター(主人公)に固執する必要はありません。読者の共感を得られないキャラクターは、目的を果たすための読み切りにしたらいいと思います。

世の中で大人気となった漫画には必ず魅力のある主人公(キャラクター)がいます。ドラえもん、悟空、両津勘吉、ゴルゴ13、島耕作・・・などなど。また、以前、出版業界の重鎮からこんなことを聞いたことがあります。

2作以上のメガヒットを持っている漫画家は天才

つまり、メガヒットとなるほどの作品(=魅力あるキャラクター)を生み出すことは、数多くの人気漫画家にしても難しく、なかなか狙ってできる再現性のあるものではない。という意味です。ですから、キャラクターの起った漫画は大切にされ、長く連載がつづくのです。そう簡単にコロコロと「話がダラダラし始めたから、先生、新作の準備お願いします」とはなりません(笑)

魅力あるキャラクターは漫画から飛び出させよう!

さて、そんな魅力的なキャラクターが起ったら、漫画のストーリーの中で伝える役割で終わらせるのは勿体ありません。店頭のPOP、ポスター、WEBのメッセンジャー役、動画、商品パッケージなど、広告で活躍するタレントのように活用することができます。

ただし、気をつけなければならないのは、漫画自体の社内や関係者の間での認知と、世間一般での認知の差です。

今は、漫画雑誌に連載される漫画にも、様々なニッチ分野をテーマにした漫画が数多く排出されています。『ドラゴン桜」は大学受験、『ちはやふる』は百人一首、こんなものまで?というものまで漫画のフォーマットに乗せ、魅力あるキャラクターやストーリーが展開できてしまいます。

自社のオリジナルの広告漫画を作る→webで公開する→web広告で読者を集める→冊子にして配布する、という従来の企業漫画の広告活用もありますが、もしまとまった予算があるのであれば、私の提案としては、(貴社の業種が、たとえ世間にあまり知られていなかったとしても)貴社の業務をテーマに、もしくは舞台にしたストーリー、前向きで愛されるキャラクターが起ったのであれば、漫画雑誌での掲載や連載を目指す。そして、単行本化させるなど、ある程度の世間の認知を高める。その上で、そのキャラクターに乗っかるように自社の広告を展開していく。というものです。

そういった出版社も巻き込んだ企画のお手伝いもさせていただきます。